2014年12月の一覧

足首の山内理論 総論   フィジカルの向上には欠かせない!

人間は、日常生活の中で、片足に全体重がかかる瞬間があります。
歩いたり、走ったり、階段を降りたり、動きの中では体重の数倍の荷重を支えています。

足首の関節は、構造上横方向の動きには弱く、体重が乗った瞬間「横ブレ」を起こしてしまいます。
その時、身体は、横ブレする動きを止めるため「踏ん張る」という動作で足首をロックさせているのです。

それでは、足首をロックさせるとは、どのようなシステムで行われているのでしょうか。
下腿の筋肉には、背伸びなどをする際、つま先立ちになる時に働く下腿三頭筋と、つま先を上に持ち上げる前脛骨筋の二系統しか存在しません。
この二つしかない筋肉で、横方向に動かないようにするには、例えば「運動会の綱引き」で引き合うお互いの力がつり合って動かなくなった時、横方向に動きにくくなるのと同様に、より大きな力でつり合えば、それだけ強力に足首をロックすることができるのです。

通常、下腿三頭筋は、殆どの人が片足立ちで背伸びが出来ますから、自分の体重を片足で押し支える力が有るということです。
では、つま先を背屈(上に持ち上げる)させる働きの前脛骨筋はどれ程の力でしょうか。

誰も測ったことが無く、計測するための道具すらありません。

実は、この前脛骨筋の背屈力は、日本人が特異的に弱いということを、私は長年の研究で確認しています。
下腿三頭筋がどれほど強力でも、つり合っている状態で足首をロックさせている訳ですから、弱い方の前脛骨筋の筋力が、足首をロックする力を決定する限定要因になっているのです。
言い換えれば、「つま先を上に持ち上げる力が強くなれば、それだけ、足首をロックする力は強くなり、足首は横ブレしにくくなって、より強く踏ん張れる」ということです。

 

DSCN0408

 

「小顔になる」メカニズム

DSCN1799
普通に考えて、成人した頭蓋骨の縫合結合が、表情が変わるほど動くと言うことは考えにくいですよね。

それでは、「小顔になる」と言うのはどのようなシステムが考えられるでしょう。

一般的に一番多いのは、痛みを伴うほどの圧力を加えた施術などの、リンパマッサージに類するものです。
これは、施術後に大きな変化がみられますが、直ぐに組織液が流入してきますから、長時間の持続は難しいです。
ただ、筋肉・皮膚組織はマッサージにより、代謝が更新しているので、美顔効果はあります。

骨格を動かすことが可能なのは、下顎骨のみです。
下顎骨は、顎関節により頭蓋骨にぶら下がった形の、ブランコのような構造です。
顎の歪みは顔の歪み、ブランコのチェーンの長さが違うことが歪みの原因です。
チェーンの長さを揃えれば、後は重力によってオートマチックに矯正されます。

顎関節を構成している咀嚼筋の側頭筋と咬筋を緩め、左右の長さが等しくなれば、後はブランコ同様、オートマチックに矯正されます。
筋肉が緩んで矯正されることで顎関節の間隙が広がり、リンパの流れが改善されますから、おのずと、浮腫みが解消されて小顔になります。
エラの張りも、左右が揃うことで目立たなくなります。

筋肉の山内理論では、当該筋肉の両端である、起始・停止部の骨に振動を加えることで、その長さを瞬時に緩めることができます。
しかも、筋肉に直接ストレスを与えていないので、その持続時間は24時間以上です。
1日に1度セルフで行えば、緩んだ状態は速やかに体質へと変化していきます。

 

 

 

 

 

 

 

▲TOPへ