彼は世間でいうところの肩凝りを抱えた11歳の少年です。
遊びと言えばゲームとYou Tubeでアニメと言った日常を送っています。

肩を触れば酷く凝っています。
しかし、筋肉の山内理論を用いて腹筋、大胸筋、咀嚼筋、上腕・前腕の筋肉と順に筋肉を長くしていくと、所謂肩凝りは消えてしまいました。

肩凝りを血液やリンパの流れが悪くなり、乳酸が溜まった状態と説明する人もいますが、それは局所だけを見ての考えです。
肩凝りの原因を少し距離を置いて考えれば、身体の前面の筋肉が老化により短縮することで身体は前に引っ張られます。
前屈みになる体幹を首や肩、背中の筋肉は強く収縮する事で姿勢を保っているのです。

つまり、肩凝りは凝りではなく、力みなのです。
ですから、患部を施術するのではなく、短縮した身体の前面の筋肉を長くしてやることが、所謂肩凝りの原因療法と言えるでしょう。

肩凝り、ちょっと距離を置いて観察してみましょう。