1.問診

骨盤(仙腸関節)の矯正を行い、脊椎の捻じれや側彎を正すことは、身体が本来持っている能力を発揮する為に重要な条件です。

しかし、矯正をすれば直ぐに症状の改善がなされるか?と言えば、必ずしもそうとは言えません。

例えば、側溝の掃除をする時、ヘドロの量が少なければ水で流して事は足りますが、ヘドロが多く堆積していると、ヘドロをいったん外に出して廃棄するしかありません。
すると、側溝周りは汚れと悪臭が漂うことになります。

掃除をすると言う善を成しても、直ちに奇麗になる訳にはいきませんが、掃除をするという事はその過程の先にしか本当に奇麗になるという善はないのです。

長年にわたる骨盤の歪みによって生じた捻じれや側彎は、その状態を維持する為、筋肉は側弯した環境に適応しています。
矯正することが善だとしても、筋肉などの軟部組織にとっては、いきなり構造が変わるわけですからその変化に即座に適応することが出来ないのです。
直ぐに症状が改善する善とはいかない現実があります。

施術後に痺れや痛みを発したり、頭痛や目まいが起きてしまうことも残念ながらじじつです。

しかし、骨盤の歪みが真に行われているとすれば、こうした所謂、「好転反応」無しに上を目指すことは出来ません。
多くの人が施術を受ければ直に、代金を払えば商品が入手出来るように、症状が改善されると認識しておられると思います。
事前に施術後に予想される身体の変化を丁寧に説明し理解を得て頂くこと「インフォームドコンセント」が必要かつ重要になります。

皆様、宜しくご了承下さい。