49歳男性、サッカーの試合中に左アキレス腱を完全断裂し同日手術をしました。
施術は術後19日で抜糸が済んだ状態で、下腿三頭筋は収縮し硬く発赤発熱と患部の痛みが強く残存していました。
尖足位での固定のため、踵を着けた立位が出来ず歩行困難でした。
筋肉の山内理論により下腿三頭筋の起始・停止部に一か所に10秒づつ全4か所に振動を加えると、一気に筋肉の収縮は改善して柔らかく緊張が緩みました。
同施術を全部で3セット行うと、踵を着けた立位がとれ、補助具無しで歩行することが出来ました。
従来の施術では、温熱療法やマッサージとストレッチングによるリハビリが一般的ですが、筋肉に直接負荷をかける施術は少なからず痛みを伴い伸展反射により施術による筋肉の収縮も発生しています。
当然、踵を着けて立ち、歩行するには多くの時間が必要になります。
サッカーの試合どころか、仕事や日常生活に長期の不便が生じてしまいます。
怪我や病気で手術を余儀なくされることもあると思いますが、従来のようなマッサージやストレッチングとは違ったアプローチの仕方が有ること、そしてそれは、苦痛が伴わず画期的に早く回復することが出来ることを知っておいて下さい。